こんにちは!
子育て応援サポーターの☆KoR★です!
わたしは「乳児院」という子どもの施設で、保育士として働いています。
今回は、
「子どもがごはんを食べてくれない」と悩んでいる方に向けて、
・なぜ、子どもがごはんをきちんと食べてくれないのか?
・ごはんを楽しくたべる環境づくりの大切な理由とコツ
の2つに大きく分けて、詳しくお伝えいたします。
それでは、早速本題に入らせていただきます!
子どもがごはんを食べない理由は?
正直、ごはんを食べたくない理由は、
子どもによって違うので、これが原因!と断定できるわけではないのですが、
「乳児院」で暮らす子どもたちを、300人以上見てきた経験をもとに、お伝えいたしますと、
子どもが、ごはんを食べたがらない1番の理由は、単純に、
「好きなメニューがないから」だと思われます。
ですが、乳児院という施設では、
その子どもが嫌いなメニューだから、その子だけ違うメニューに変える、ということができないのが現実問題で、
嫌いなメニューが出ても、食べないと仕方がないという状況です。
また、子どもがごはんを食べたがらない、他の理由としては、
もっとおもちゃで遊んでいたい…
お腹が空いていない…
なども考えられます。
例えば、
子どもがあまり食べたいものがなくて、食事に乗り気じゃなかったとします。
子ども自身が「食べよう!」という気持ちになっていないのに、
口に無理やり入れたところで、
ますます食事がイヤなものになっていくだけですよね!
では、どうすれば良いのでしょうか?
それは、
楽しい食事ができる雰囲気づくり、
つまり、
「食べたい!」と思えるような、環境をつくってあげることが大切です!
それでは、実際にどのような工夫をすれば、
子どもと食事を楽しむことができるのかについて、
詳しくお伝えいたします!
食事が楽しめる環境づくりのコツ!
子どもに食事を楽しく食べてもらう為には、
何よりも、
「親子で笑って食事をすること」が1番大切です!
それを大前提として、
食事が、親子で楽しめる環境をつくるためのコツを、お伝えいたします。
・どれだけ汚しても大丈夫!!
・一回だけ食べてみよう!
・デザートから食べてOKよ!
・バイキング楽しいな!
・なんちゃってピクニック!
では、詳しくご説明していきますね!
どれだけ汚しても大丈夫!!
子どもがごはんをこぼしたり、きちんと食べてくれないと、
憤りを感じてしまうと思います。
ですが、最初から綺麗に食べられる子はいません。
なんて…わかっていても、
実際に床が汚れたりしてくると、どうしても気になって、気になって…
ストレスになり、子どもにも負の感情が伝わり、楽しく食事ができる雰囲気ではなく、悪循環になります。
ですので、
思い切って、汚れてもOKな環境を作りましょう!
机の下に、ピクニックで敷くビニールシートを敷き、
そこで、子どもに、好きに食べてもらいましょう!
ビニールシートなら、サッとお風呂なんかで洗えるので、汚しても大丈夫です。
「どれだけ汚しても大丈夫!」と思う気持ちの余裕が、
子どもが楽しく食事ができる環境に、つながってきます。
ですので、
最初から汚れても大丈夫な環境を整えることで、子どもの食べ方や、こぼし方に、ノンストレスで食事が楽しめるようになります!
一回だけ食べてみよう!
この、「一回だけ食べてみよう!」というのは、
食わず嫌いな子にぜひ!試して欲しい言葉掛けです!
子どもは、食べたことのない食べ物を初めて見た時、
見た目や色などで、「食べたい」か「食べたくない」か、だいたい決めてしまいます。
「食べたくない」と思った時に、
子どもの好きなぬいぐるみを使って、話しかけてみて欲しいのですが、
ぬいぐるみを手に持って、
「〇〇ちゃん!これすっごーく美味しいよ!一回だけ食べてみよう!」
みたいな感じで、
親が「食べなさい」と言うのではなく、
大好きなぬいぐるみから声かけをしてみることで、
「食べてようかな…」とチャレンジしてくれることが多いです!
一回食べてみて、美味しいと分かってくれれば、そのまま食べてくれますよ!
子どもが乗り気になるような、上手な言葉かけを、頑張って探してみてください!
デザートから食べてOKよ!
こちらについては、
その文章のとおりになるのですが、
だいたい、普通のご家庭では、
デザートというものは最後に食べるものとされていますが、
わたしの職場の子どもたちは、
泣いたり、ぐずったりしたら、デザートから食べてもOKとしています。
と言いますのも、
やはり、楽しく食事をすることを1番にしていますので、
子どもがデザートから食べることで、「美味しくて、嬉しい!」というプラスの気持ちで、食事がスタートできます。
そのことで、子どもの気持ちが穏やかになり、
色々な食べ物に挑戦しよう!という意欲が湧いてくるので、
すごく理にかなった方法だと、わたしは思います。
バイキング楽しいな!
こちらは、
食事スタイルを変えてみる方法になります。
食事を子どもの分、とわけて用意すると、
食べなかったり、残したりが目に見えてしまうので、
残飯を見て、またため息が増えてしまいます。
ですので、
オードブル式にして、
自分で好きなものを選べる形式にしてみると、
意欲的に食事ができる子どもが多いです。
毎日オードブル式だと、用意など大変なので、
たまに、取り入れてみると良いでしょう!
おすすめは、手巻き寿司です!
具材は、子どもが好きそうなものを適当に用意し、
子どもと一緒に、自分で選んだ具材で手巻き寿司を巻いて食べると、子どもは、遊び感覚で楽しく食事ができます!
ぜひ一度試してみてください!
なんちゃってピクニック!
タイトルに、”なんちゃって”がつくぐらいなので、
ピクニックはしません!笑
ですが、
おうちに庭がある家や、ベランダがある家だとしたら、
そこにビニールシートを敷いて、
ピクニック気分でご飯を食べます!
少し環境を変えるだけで、子どもの気分も変わり、楽しい感情で食事ができます。
お弁当箱にお料理を詰めてあげると、なおピクニックの雰囲気が倍増し、喜ぶと思います!
ぜひ、お試しくださいっ!
最後に
今回は、
・子どもがご飯を食べない理由
・楽しく食べるための環境づくりのコツ
について、お伝えさせていただきました。
大切なことは、
毎日、パパ、ママが楽しく、美味しく、食事を食べる姿を、子どもに見せることです!
その姿を見て、
『食事=楽しい』
と、子どもの心が変わってきます!
ですので、
食事中、楽しい会話をしたり、
子どもに注目をしてあげて、
食べたら、褒めてを繰り返してあげましょう!
知らない間に、
ご飯が大好きになっているはずですよ!
今回のブログは、以上です。
最後まで、お読みいただき、本当にありがとうございました!