どうも、こんにちは!
わたしは「乳児院」という子どもの施設で、保育士として働いています。
今まで、300人以上の子どもと関わってきました。
今回は、子どもがおもちゃのお片付けをしなくて困っているパパ、ママに向けて、
「子どもが、楽しんでお片付けができる5つのコツ」をお伝えいたします!
まずは、なぜ子どもがお片付けをしたくないのかについて、一緒に考えていきましょう!
子どもがおもちゃを片付けない理由は?
なぜ、子どもはおもちゃを片付けないのか、考えたことはありますか?
めんどくさいから?
たしかに、それも大きいと思いますが、
それだけではなく、他にも色々な理由が考えられます!
・まだ遊んでいたい
・違う遊びを早くしたいから
・いつでも遊べるように置いておきたい
・ただただ、めんどくさい
・後でしようと思って忘れていた
など、たくさんの理由が考えられます。
どの理由についても、
子どもにとって、お片付けという作業が、イヤな作業であるということから、
「お片付け=やりたくない」に繋がっています。
そんなイヤなお片付けを、子どもが進んでするなんて、奇跡みたいなものです。
ですが、
親の工夫と言葉掛けなどで、
イヤなお片付けを、楽しいお片付けに変えることができるんです!
楽しいお片付けになってしまえば、
「お片付けしなさい!」というワードは、もう使う必要が無くなります。
それって親にとっても、子どもにとってもステキなことですよね!
では、実際に、
どのような工夫や言葉掛けをすれば、
楽しいお片付けに変えることができるのか、詳しくご紹介させていただきますね!
楽しくお片付けをする5つのコツ
本当に言葉掛けひとつで、楽しいお片付けに変えることはできるのでしょうか?
その答えは、もちろん!
YESです!
あなたの言葉掛けで、お片付けが楽しいものに変わります。
では、実際に楽しくお片付けができる5つのコツをお伝えいたしますね。
・工事現場の人になろう!
・お買い物できるかな?
・ゴミ収集車の人になろう!
・お片付け名人は誰かな?
・終点は「おもちゃ箱駅〜!」
それでは、これらについて詳しくご説明させていただきますね!
工事現場の人になろう!
おもちゃ箱を工事現場のトラックや、ブルドーザーに見立てることで、
遊びながら、おもちゃを片付けられます!
最初は、子どもの気持ちを盛り上げるためにも、
パパ、ママが工事現場の人になりきって、子どもをその気にさせましょう!
例
親:「大きな石ころを運ぶぞ〜!」(おもちゃ箱におもちゃをひらって入れていく)
親:「〇〇!(子どもの名前)、この石ころたちをどけるのを手伝ってくれない?」
子:(あんまり乗り気ではない。)
親:「急がないと、道を作るのに時間が足りないよ〜!〇〇助けて〜!」
子:「うん!」
(ガガガ…ゴゴゴ…などの音を出して、子どもの心を掴んでいく)
《全部片付いてから…》
親:「よしっ!これでOKだ!道が作れるぞ!協力ありがとう!」
親:「今度工事があるときもお願いねっ!」
子:「うん!いいよ〜!」
このような感じで、
お片付けが工事現場体験に変わっちゃいます。
お買い物できるかな?
こちらについては、
散らばっているおもちゃを、スーパーで売っている商品に見立てます。
言葉掛けとしましては、
例
親:「いらっしゃいませ〜!」(店員役)
親:「さぁ!たくさんお買い物しようね!」
(洗濯かごに散らばったおもちゃを入れていく)
親:「おうち帰ってごはん作らなきゃダメだから、○○も、お買い物手伝って!」
子:(一緒にかごにおもちゃを入れだす。)
《全部おもちゃを入れ終わったら…》
親:「ありがとう!お会計しようね!」
親:「商品お預かりいたします!」(店員役)
《ピッ!と言いながらおもちゃ箱に入れていく》
親:「¥4,500円になりま~す」
子:「はい!」
親:「ありがとうございました~!」
このような感じで、
アッと言う間に、お片付けがお買い物遊びに変わっちゃいます!
ゴミ収集車の人になろう!
では、次はおもちゃをゴミに見立てましょう!
例
《ゴミ収集車の音楽がある場合は鼻歌をうたいながら、始めます。》
(ない場合は、「ゴミを集めるぞ~」と言いながら、子どもに分かるように伝えて始めましょう!)
親:「♪パパパパーンパ パパパパパン パパパーパーパン♪」(うちの地域では童謡の赤とんぼが流れるので、この歌で子どもがゴミ収集車だと理解できる)
親:「よーし!ゴミを集めるぞ!手伝ってー!」
《ごみ収集者の人になって、ゴミ(おもちゃ)をおもちゃ箱に回収する》
親:「ゴミはあと少しだ〜!がんばろー!」
子:「うん!」
などと言った感じで、
お片付けがごみ収集車の遊びに変身しますっ!
お片付け名人は誰かな?
こちらは、見立て遊びではなく、
『おもちゃのお片付け誰が早いかな?選手権』を行います!
どんな選手権かと言いますと、
親子で、どっちがおもちゃをたくさんお片付けできるかな?という選手権です!
兄弟がいるご家庭なら、兄弟で競っても楽しいです!
ルールは簡単!
「よ〜いドン!」でおもちゃをカゴか袋に詰めていきます!
全部おもちゃがなくなったら、
終了〜!
結果発表として、
数えながらおもちゃ箱に直しましょう!
たくさんおもちゃを回収した方が勝ちです!
おもちゃのお片付けが、運動会のような遊びに変身しちゃいます!
終点は「おもちゃ箱駅〜!」
こちらでは、おもちゃ箱を電車に見立てます!
例
親:「ガタンゴトン」
親:「この列車の終点は、おもちゃ箱駅〜おもちゃ箱駅となります〜!」
《おもちゃの近くで停車させる》
親:「お乗りの際は、足元にお気をつけて下さい!」
《おもちゃたちを乗せる》
親:「〇〇も乗せてあげて〜!」
子:《おもちゃを乗せ始める》
《色々な場所に移動して、おもちゃを全部乗せる》
親:「次は終点、おもちゃ箱駅〜!」
このような感じで、
おもちゃのお片付けが、電車ゴッコ遊びに変わっちゃいます!
最初は、「何をしてるんだろう?」と不思議そうに見ている子どもが、
これらの、お片付け法に慣れてくると、
楽しく遊びながら、知らない間にお片付けができるようになっています!
1番のポイントは、
「恥ずかしがらず、演じきること!」
それだけです!
パパ、ママが楽しそうにしていると、
子どももすぐに、参加してくれます!
ですので、
このお片付け法に慣れるまでは、
どんどんパパ、ママが楽しいお片付け遊びを、勧めてあげて下さいね!
最後に
今回は、
『なぜ、子どもはおもちゃのお片付けを嫌がるのか?』についての理由を解説させていただき、
続いて、『楽しくお片付けができる5つのコツ』についても、お伝えいたしました。
今日から早速、
遊びながら、知らない間にお片付けができてしまう、『5つのお片付け法』を、
ぜひ、取り入れてみて下さいね!
では、今回のブログは以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!