どうも、こんにちは!
あなたの子育てを、楽しいものに変える!
お手伝い保育士の☆KoR★です!
わたしは、現役保育士として働いています。
今まで、新生児から6歳までの子どもを対象に、300人以上の子ども達と関わってきました。
このブログでは、
『0歳児の運動機能が発達(寝返りやつかまり立ちができるなど)してくる月齢は、いつ頃からなのか?』を大きなテーマに、
また、運動発達につなげる遊びについても、詳しくご紹介させて頂きます!
我が子の運動機能の発達が遅れていないか心配されている、パパandママに向けてお伝えしていきたいと思います!
それでは早速、
進めさせていただきます。
0歳児の運動発達はいつから?
寝返りは早いけれど、言葉がなかなか出ない子や、
もう一歳を過ぎているのに、つかまり立ちをしようとしない子など、
発達のスピードは子どもによって異なります。
ですので、母子手帳や、赤ちゃん雑誌に書いている平均月齢は、気にしなくて大丈夫ですよ!
なぜなら、
子どもの運動発達や、言語発達の成長するスピードは、子どもの生まれ持った性格や、経験、または好奇心の強さなどによって、かなり個人差があるからです。
しかし、実際に自分の子どもが、寝返りをしても良い月齢になっているのに、寝返りをしようとしない場合には、
「うちの子もう8ヶ月なのに、寝返りしないんだけど大丈夫かな?」などといった不安な気持ちになりますよね。
正直、わたし自身も自分の子どもが赤ちゃんの時に、同じように不安な気持ちになった経験があります。
その当時の自分に、「こんな遊びで、発達は伸びるんだよ~!」と伝えてあげたいぐらいです。
それでは、
遊び=運動発達の向上
についてお伝えさせて頂きます。
遊びから運動発達を伸ばす5つの方法
まずは、0歳児の運動機能についての目安表を用意しましたので、ご覧ください。
上文で、運動発達は個人差があるので、平均月齢については、気にしなくて良いと申しましたが、
この表があることで、
これからご紹介する遊びの月齢が分かりやすいと思うので、
この目安表の月齢を基準に見ながらお伝えしていこうと思います!
この表は、うちの職場にいる心理士が、0歳児の運動発達を判定する基準を参考に、作成しました。

では、これをもとに、
遊びから運動発達を伸ばす5つの方法をご紹介いたします。
1.ガーゼで「いないないばぁ!」
2.ガラガラでコロリンッ!
3.トンネルの向こうに何が見える?
4.上のおもちゃを取りたいなぁ!
5.ボーリングにチャレンジできるかな!?
それでは順番に、
これらの『遊び』を1つずつ解説していきます!
1.ガーゼで「いないいないばぁ!」
2ヶ月半頃から早くに首が座る子もいますが、5〜6ヶ月経ってもまだ、首がしっかりしない子も中にはいます。
ですので、あまり考え過ぎずにたくさん遊んであげましょう!
2〜3ヶ月頃になると、起きている時に5〜10分程、うつ伏せにしてあげることで、首を持ちあげるトレーニングとして良いです!
仰向けで天井ばかり見ているのではなく、景色が違って見えるので、赤ちゃんがグズリ泣きしているときなどにもおすすめです!
1日のうちに5〜6回はうつ伏せにしてあげると良いでしょう。
ただ、ミルクを飲んだ直後はやめてくださいね!
3ヶ月頃になると、たくさん「いないないばぁ!」をしてあげましょう!
赤ちゃんにとっては手品を見ているような気持ちでワクワクするようで、赤ちゃんの脳の発育にも、良い効果があるといわれています。
ガーゼを使って「いないいないばぁ!」をしてあげることで、考える力と運動発達の両方に、かなり良い影響があります。
まずはガーゼを赤ちゃんに振って見せて下さい!
次に赤ちゃんの顔の上で、ガーゼを左右に動かして目で追わせます。
慣れてきたら、顔にガーゼをかけてみましょう!
のんびり屋さんの赤ちゃんだったら、なにも反応しないかもしれません。
好奇心旺盛な赤ちゃんだったら、ガーゼを手で払うことができるでしょう。
一見、普通の遊びに思えますが、ガーゼが顔にかかった時に、
「あれ?見えなくなった!」と不思議に思い、
どうしたら見えるようになるのか、考える力がつき、指でしっかり掴んで払うことで指の運動発達を鍛えられます。
2.ガラガラでコロリンッ!
ガラガラおもちゃ(音のなるおもちゃ)は、新生児の頃から遊べますし、五感を刺激する知育玩具としても大変人気です。
いろいろな種類があるので、赤ちゃんの好みのガラガラを見つけてあげてくださいね!
これはわたしが寝返り前の、3ヶ月頃の赤ちゃんによくする簡単な遊びのひとつです。
まず、ガラガラを赤ちゃんの顔の横で振って見せます。
赤ちゃんが目で追ってきたら、チャンスです!
そのままガラガラで誘導して、体をひねる練習をくり返しているうちに、自然と寝返りができるようになります。
3.トンネルの向こうに何が見える?
スーパーに置いてある、段ボールを使って、トンネルを作ります。
のんびり屋さんの子や、ハイハイをなかなかせずに、寝返りでコロコロ転がって移動する子にも、段ボールのトンネルは大活躍します。
まずはトンネルの向こうから、優しく名前を呼んで下さい。
トンネルが通れるのなら、実際に通って見せてあげると、なお良しです!
トンネルの向こうに行くには、ハイハイで前に進むしかないので、段ボールトンネルはハイハイを覚えるのに、もってこいのアイテムです!
4.上のおもちゃで遊びたいなぁ〜!
わたしの経験で、つかまり立ちをするのが早い子は、好奇心旺盛な子が多いと感じます。
座っていると届かない所にあるおもちゃや、テーブルの上にあるものを触りたくて、つかまり立ちをする子どもを何十人も見てきました。
こちらでも、スーパーの段ボールを使用します。
段ボールをガムテープで留めて、箱を作ります。
そして、その上に大好きな玩具を置いて、ここだよ〜!と呼んであげて下さい!
つかまり立ちを促す1番のポイントは、「上にあるおもちゃを触りたい!」と好奇心を持たせることです。
ボーリングにチャレンジできるかな!?
空のペットボトルを10本用意します。
そして、それを並べるだけ!簡単にペットボトルボーリングができちゃいます!
ボールは、新聞紙を丸めてガムテープでとめて出来上がりっ!
まずは、赤ちゃんの前で、立ってボーリングの見本を見せてあげて下さい!
立って遊ぶのが「楽しい〜!」という姿を見せているうちに、立っちに興味が出てきます。
ボーリングの他にも、
足がしっかりしてきた赤ちゃんには、両脇を持ち、体を支えながら立たせてあげて、一緒にゆっくり前に進み、
立ててあるピンを足で怪獣のように倒していきます。
どの子も、自分の足でピンがバラバラに倒れていくことが面白いのか、めちゃくちゃ笑います!
しっかり体を支えてあげて、立たせてあげることで、赤ちゃんは、立って見える景色が好きになります。
どんどん立って遊べる色々な遊びにチャレンジしていきましょう!
最後に
今回は、赤ちゃんの運動発達に悩まれている方に向けて、時期はあまり考えなくて大丈夫です!とお伝えしました。
大切なことは、
運動発達を伸ばすことに執着するのではなく、『たくさん遊んでいるうちに、考える力が生まれ、好奇心から行動へと繋がり、結果、遊びが運動の機能を良くさせる』ということなのです。
ですので、運動発達の平均にとらわれず、
楽しい遊びをたくさんしてあげることを大切にしてあげて下さいね!
『遊び』が、0歳児の運動発達の向上に繋がる一番の近道です!
今回は以上となります!
ありがとうございました!